2017年10月に発売された、現状最新モデルの4K・HDRに対応しているAmazon Fire TV。
ある程度月日が経ちましたので、実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを紹介してみようかと。
これからFireTV4Kモデルを手に取ってみようかなと考えている人の参考用です。
「YoutubeはFirefoxを経由すればFireTVで視聴可能」
4k・HDR対応のAmazon Fire TVスペック表
Amazon Fire TV (4K・HDR対応モデル) | Fire TV Stick | |
商品画像 | ![]() | ![]() |
価格 | 8,980円 | 4,980円 |
解像度 | 最大 4K Ultra HD 60fps | 最大 1080p 60fps |
4K HDR-10対応 | ◯ | ☓ |
プロセッサ/CPU | クアッドコア 1.5GHz | クアッドコア 1.3GHz |
メモリ | 2GB | 1GB |
ストレージ/容量 | 8GB | 8GB |
オーディオ/音質 | Dolby Atmos | Dolby Audio |
保証期間 | 1年 | 90日 |
wi-fi | デュアルバンド、デュアルアンテナ 802.11ac(MIMO) | デュアルバンド、デュアルアンテナ 802.11ac(MIMO) |
リモコン | 音声認識リモコン | 音声認識リモコン |
公式HP |
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安価モデルのFireTVStickとの比較をしつつ、スペックを紹介。赤くなっている部分は強化されたところです。
基本的なスペックは全体的に向上していて、その分価格が4000円ほど高くなっている感じ。
結論から言ってしまえば4Kテレビを持っていてかつ、動作の快適さや音質の良さを求めるなら4K・HDR対応モデルのFireTVを買っても良いかと。
より動画を高品質で楽しむのであればこれ以上ないデバイスですね。
4k・HDR対応Amazon Fire TVのメリット
ここからは2ヶ月ほどですが、使ってみて感じたメリットを書いていきます。
ここに書いてあることに魅力を感じないなら、安価なモデルのFireTVStickを使うのがおすすめです。
スペック向上によりレスポンスがより速くなっている
私はFireTVStickも持っていて、両方使い比べてみたんですがそこまで大きな差ではありませんが、レスポンスの速度に違いが出ています。
積んでいるプロセッサの性能が向上しているので当然といえば当然ですが。
実際どれぐらい違いがあるのか参考動画を撮影しましたのでどうぞ。
↓まずはFireTVStickから
若干ですが動きにぎこちなさがあります。といっても使うのにそこまで影響のないレベルですが。
ちなみに長時間使うとFireTVStickの場合発熱のせいか、動きが更に遅くなる傾向があります。
↓次に4k・HDR対応モデルのAmazonFireTV
FireTVStickに比べて、動きが軽快です。
一瞬止まっていますがあれはリモコン操作時に一気に移動しようとすると起きる停止で不具合とかではありません。
FireTVStickと違い後述しますが、発熱問題が改善されているため長時間使っても動きが遅くなることもないため安心して使えます。
大きな違いはありませんが、間違いなくどちらがレスポンスが軽快かと言われると4K対応モデルです。
4k・HDR対応による高画質での動画視聴
一番のメリットはやはりこれでしょう。
4K・HDRに対応したテレビもしくはモニターが必要になりますが、持っているなら高画質での動画視聴が可能になります。
ただデメリットとして後で書きますが、4Kに対応している動画があまり多くないという問題があったり…。
Youtubeも2018年1月1日からFireTVで使えなくなりますし、ますます4Kコンテンツが楽しみにくいです。
現状動画配信サービスで4Kコンテンツを配信していて、かつFireTVで見れるのはNetflix、Amazonビデオ、dTVあたりですのでこれらを使っていないのであればメリットは少ないかも。
4Kテレビを持っていて、しかも4Kコンテンツに見たいものがあるならおすすめ度は高いです。
発熱問題の改善
FireTVStickはとにかく長時間利用すると、高温になって強制終了するということがありました。
対策のためにヒートシンクと呼ばれる発熱を促せるアイテムを買ったりして自衛する人も多かったですが、面倒ですしできれば避けたいものです。
4K・HDRの最新モデルも発熱問題に悩まされるかと思いましたが、実際はそんなこともなく若干熱くなる程度で気にする必要のないレベルまで改善されていました。
長時間利用しても動作が遅くなったり、強制終了したりということも私が利用した限りでは起きませんでしたし、発熱問題に関しては完全解消したと言って良さそうです。
Dolby Atmos採用による音質の改善
FireTVStickまではDolby Digital Plusと呼ばれるオーディオを採用していたのですが、4KモデルからはDolby Atmosというものに変わりました。
具体的にはチャンネル数が増えた感じです。
詳しい説明は省きますが、チャンネル数が増えたことでより音が立体的で奥行きが出るようになったとか。
実際に聞いてみた感想は個人的には若干4Kモデルのほうが高音質になったかなという感じ。思い込みかもしれませんが。
戦車の砲撃など低音だと差が大きい感じがします。
4k・HDR対応Amazon Fire TVのデメリット
使ってみてわかったデメリットを紹介。
数は少ないですが、致命的に感じる人は多いかもしれません。
4k・HDRに対応している動画があまり多くない
FireTVでYoutubeが視聴できなくなったのも大きいのですが、とにかく4Kコンテンツ自体が少ないです。
現状FireTVで4Kコンテンツを楽しめるのはNetflix、Amazonビデオ、dTV、U-NEXT辺り。すべて有料の動画配信サービスです。
また配信されている4Kコンテンツも有名作品や人気作品はほぼなく、ドキュメンタリー映像や海外ドラマがメインで見たい作品は人によってゼロ近い可能性もあります。
今のところフルHD(1080p)が高画質の基準になっていますので、そうなるとフルHD対応のFireTVStickで良い説もあるわけです。
正直な話Netflix以外のサービスは4Kコンテンツを配信していはいますが、作品数が非常に少ないです。2017年12月現在。
Netflixであればある程度4K対応作品が250ほどあり、面白いものもそれなりにあるので良いかなという感じ。
Netflixで4Kコンテンツを楽しむには月額1450円のプレミアムプランで使わなければいけないため、出費はある程度覚悟しておきましょう。
FireTVStickでは使えたミラーリング機能が使えなくなった
明確な改悪ですが、FireTVStickで使えたミラーリング機能が4k・HDRモデルになって非対応となりました。
そのうちアップデートで対応される可能性はありますが、2017年12月現在は非対応となっています。
↓FireTVStickではあったミラーリングのボタンが…
↓4Kモデルでは無くなった…
iPhoneを使ったミラーリングにはairreciverなどの有料アプリが必要だったりするので、凄い優秀な機能だったわけではありませんが、改悪ではあります。
4k・HDR対応Amazon Fire TVが向いているのはこんな人
ここまでメリットとデメリットに触れてきました。
それらを踏まえて4Kモデルを使うのに向いているのはこんな方ですね。
- 4K・HDRに対応しているテレビ・モニタがある
- レスポンスが少しでも速い方が良い
- 音質は少しでも高音質なのが良い
- 長時間利用する予定がある
- ミラーリング機能は特に必要性が感じない
3つ以上当てはまった人→4K・HDR対応AmazonFireTV
という感じです。
現在4Kコンテンツを楽しみにくい状況ではありますが、FireTVStickに比べていろいろな点で優秀なため、極端な話ですが4Kのテレビを持っていなくても買う価値は人によってはあります。
個人的には4K・HDR対応AmazonFireTVを買ったのはかなり良かったと思っています
最初に書いておくと私は上記の診断表に全て当てはまっている人間です(^o^)
そのため良かったと思うのは当然かもしれません。
特に4K対応モデルを買ってよかったと思っている点は以下の3点。
- 長時間使っても問題なくなった(発熱改善により)
- レスポンスが速くてストレスが一切ない
- 数少ない4Kコンテンツを見たとき感動する
長時間使っても強制終了するという恐怖を感じずに済む点や、レスポンスがとにかく警戒でストレスフリーという点。
そしてなかなか見れませんが、4Kで動画を見た時。これが特にたまりません。美麗すぎて軽く感動しますね。
8,980円と決して安い商品ではありませんが、1年間のメーカー保証があったりしますし長期間使っていけるデバイスですから、買ってよかったなと個人的には感じています。
では、自分に最適なFireTVを選んでぜひ動画ライフを満喫しちゃってください!