ストリーミングデバイスとは簡単に言うと、テレビから直接アプリケーションを操作できるようにするデバイスのことです。
様々なデバイスが存在するため、いざ選ぼうと思った時迷う方もしばしば。
このページでは9個のストリーミングデバイスを比較し、どれがおすすめかランキング化して紹介していきます。
※ちなみにストリーミングデバイスはメディアストリーミング端末とも呼ばれています。
比較する9つのストリーミングデバイス一覧
- Amazon Fire TV(4Kモデル)
- Fire TV Stick
- Chromecast
- Chromecast Ultra
- Android TV
- Apple TV
- Nexus Player
- U-NEXT TV
- dTV ターミナル
上記9種類のストリーミングデバイスを比較していきます。
一部、同機種じゃないのと思いそうなものも混ざっていますが、スペックや価格が違うため別物です。
ストリーミングデバイスの比較ポイント【ランキング根拠】
ランキング化する上で大事にしている比較ポイントを紹介します。
この比較ポイントを参考にランキングを作っているので確認しておいてください。
価格
何だかんだ言って重要なポイントです。
ストリーミングデバイスは結構価格に開きがあり、下は4,980円から上は23,544円まであります。
ぶっちゃけた話、ストリーミングデバイスは動画やアプリゲームをテレビで楽しめるようになるだけの端末なので流石にそれに2万超えのお金を出すのは勿体無いです。
感覚的には1万円以下ならありって感じですね。
対応画質・最高解像度
デバイスによって表示できる最高画質が変わってきます。
基本的にはフルHD(1080p)と4K・UHD(2160p)のどちらかに対応している感じです。(dTVターミナルだけHD(720p)までっぽいですが…)
テレビの最高画質に影響されますので4Kテレビを持っていないならフルHD(1080p)までのもので性能は十分でしょう。
今だと5万円台のテレビから4Kのモノが増えてきていますね。
4Kのテレビを持っているなら4K対応のストリーミングデバイスを購入しないと、低画質で動画を見ることになりますので気をつけましょう。
対応アプリの数・質
これも結構重要です。
基本的にはどのデバイスも人気の高いアプリは使えるようになっていますが、中には対応アプリが著しく少ないものもあります。
ストリーミングデバイスの良い点は様々なVODアプリを使えるところにありますので、誤って対応アプリの少ないもの選ばないようにしましょう。
快適に動画を楽しめるストリーミングデバイスランキング
前述した比較ポイントを元にランキングを作成しました。
ストリーミングデバイス選びの参考にしてください。
1位:Amazon Fire TV 4Kモデル
- 価格:6,980円(税込)
- 対応画質:4K・HDR対応
- 対応アプリの数・質:豊富
4K対応モデルの中では最安値なのがこのFireTV(4Kモデル)です。
2017年10月にニューモデルがリリースされ、価格が3000円引き。しかもスペックが上昇しました。
演算処理を行うプロセッサも高性能で、有志の調査によると動画再生までのラグが最も短かかったデバイスでもあります。
FireTVは長年ストリーミングデバイス業界トップを争ってきているだけあり、対応アプリ数も豊富なためまず「あのアプリが使えなかった!」となることはありません。
4Kテレビを持っているならこれ一択。4Kテレビを持っていなくても処理速度が軽快なため選択肢に入る一品です。
【Amazon Fire TV 4Kモデル】特記事項
旧・4K対応モデルの弱点だった場所をとるサイズは改善され、新型は手のひらサイズになっています。
このサイズ変更のお陰で、旧モデルの時のように場所を取らなくなったため手軽に使えるようになりました。(端末がHDMI端子にぶら下がる形になる、軽いので特に問題なし)
結構重要なポイントで、他端末の場合多くは設置型になりますのでそれ用に場所を作らなくてはいけません。
旧モデル時代のFireTV4Kモデルは正直、選択肢に入りませんでしたがニューモデルになって弱点が一気に改善された印象です。
2018年12月更にパワーアップ!
2018年12月に4Kモデルは更にパワーアップを遂げました。
価格が6,980円に変更され、さらにサイズが小さくなることでスペースをとりません。
しかも性能面は据え置きどころか、一部はパワーアップまでしているので、更に4Kモデルのおすすめ度が上がりましたね!
2位:Fire TV Stick
- 価格:4,980円(税込)
- 対応画質:フルHD(1080p)
- 対応アプリの数・質:豊富
Amazon Fire TVのマイチェンモデルがこのFire TV Stickです。
4Kモデルが旧型だった頃は価格帯やサイズ感などを考慮し、スペック面で劣っていてもこっちが推奨されていました。
しかし4Kの新型がでて、立場が逆転したなという印象です。
強みだったサイズの小ささ、低価格さ。どちらも4Kのニューモデルは同等のレベルまで持ってきましたので。
テレビがフルHDまでしか対応してない場合なら、コチラも選択肢に入ってくる感じです。(ただし処理速度は若干4Kモデルより遅くなります)
【Fire TV Stick】特記事項
処理速度が若干4Kモデルより劣ると書きましたが実際どの程度なのか。
数回に渡り同じ動画を同じテレビ上で、再生し比べた所、
平均して約1秒ほどFireTVStickの方が再生が始まるまで遅いという結果になりました。(再生環境により変化すると思われます)
そこまで大きな変化ではありませんが、気になる人は気になるかも。
少しでも快適に動画を楽しみたいなら4Kモデルのほうが良いかもしれませんね。
3位:Chromecast Ultra
- 価格:9,720円(税込)
- 対応画質:4K・HDR対応
- 対応アプリの数:豊富
Chromecastのハイスペック版がこのChromecast Ultraです。
4KモデルのFireTVと同じように4K・HDR対応で価格帯も同じ。
それなのに何故3位なのかというと、Chromecastがキャスト専用端末だからです。
キャストというのは簡単に言うと、スマホなどの映像をテレビに映し出すこと。
つまりChromecastはあくまでスマホの映像をテレビに映すための端末で、これ単体だと動画を楽しむことはできません。
だからこそ便利という人も中にはいますが、FireTVとChromecastどちらも使った私からすると明らかに不便でしたね。
やはり一端末で完結しているかどうかというのはかなり大きな差だと思います。
【Chromecast Ultra】特記事項
繰り返しになりますがChromecast単体でVODを楽しむことはできません。
スマートフォンにYoutubeなどのアプリをインストールして、見たい動画をキャストボタンを選択してテレビに送る形で視聴します。
通信がスマートフォンのモバイル通信を使うこともできるため便利という人もいますが、FireTVの通信をテザリングで担保すればいいだけなので微妙かなとも。
スマホで色々なアプリを管理したい場合はありかもしれません。
ざっくりチェック!ストリーミングデバイス9種を比較表で確認
デバイス名 | Amazon Fire TV (4Kモデル) | Fire TV Stick | Chromecast Ultra | Chromecast |
商品画像 | ||||
値段(税込) | 6,980円 | 4,980円 | 9,720円 | 4,980円 |
対応画質 | 4K・HDR | フルHD | 4K・HDR | フルHD |
対応アプリの数・質 | 豊富 | 豊富 | 豊富 | 豊富 |
特記事項 | 専用リモコン付き | 専用リモコン付き | キャスト専用端末 (別途スマホなど必要) | キャスト専用端末 (別途スマホなど必要) |
公式HP | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
主に使われているFireTVシリーズとChromecastシリーズの比較表です。
基本的な性能面・価格面は殆ど変わりません。
大きな違いはキャスト専用かどうか。
一端末で完結したいならFireTVシリーズ、スマホで操作をするならChromecastという感じになります。
個人的には一端末で完結させたほうが管理がラクで使いやすいかと。
[spoiler title="残り5種の比較表を確認する" open="no" style="default" icon="plus"]Apple TV | Android TV | Nexus Player | dTV ターミナル | U-NEXT TV |
21,384円(32GB) 23,544円(64GB) | 10万前後 (内蔵テレビによる) | 1万前後 (公式での取扱終了に付き、値段がまばら) | 7,538円 | 10,584円 |
4K・HDR | テレビに準拠 | フルHD | HD(720p) | フルHD |
豊富 | 豊富 | 豊富 | ダメ | ダメ |
テレビに内蔵されているものしか無い | 公式での取扱終了 | ドコモ系列のVODとYoutubeのみ対応 | U-NEXT系列のアプリとYoutubeのみ対応 |
主要STBの対応動画配信サービス一覧
STB名 | FireTV | Chromecast | AppleTV |
Hulu | ○ | ○ | ○ |
dTV | ○ | ○ | ○ |
U-NEXT | ○ | ○ | ○ |
ビデオマーケット | ○ | ○ | △ ※動作不安定 |
dアニメストア | ○ | ○ | ○ |
スポナビライブ | ○ | ○ | ○ |
DAZN | ○ | ○ | ○ |
Youtube | △ ※firefox経由で視聴可 | ○ | ○ |
AbemaTV | ○ | ○ | ○ |
DMM.com | ○ | ○ | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ | △ ※ブラウザ経由で可 | ○ |
Netflix | ○ | ○ | ○ |
GYAO! | ○ | ○ | ○ |
OPENREC.tv | ○ | × | ○ |
Vimeo | ○ | ○ | ○ |
NHK World TV | ○ | ○ | ○ |
Twitch | ○ | ○ | ○ |
主に使われているFireTV、Chromecast、AppleTVの対応VOD一覧です。
他にも数多くのVODが存在していますが、人気の高いものだけをピックアップして選んでいます。
一応ミラーリング機能を使えば見れないVODはどのデバイスでもありませんが、工程が面倒なため△か×にしています。
特に理由がなければFireTV安定なんですが、表を見ながら自分に合ったものを選ぶとよいかと。
イチオシのストリーミングデバイスはFireTV4Kモデル!
やはりこれが最もおすすめです。
対応画質が4K・HDRまでと高品質でかつ価格帯も手頃ですので。
正直旧型だった頃はFireTVStick一択だったんですが、新型登場で一気に逆転しましたね。
ストリーミングデバイスは長く使える端末ですので、後悔しないためにもいいモノを手に入れておいたほうが良いかと思いますよ。