AmazonFireTVシリーズは、テレビでHuluやNetflixなどの動画配信サービスを楽しむのに適したデバイスです。
FireTV以外にも似たようなのが色々あります。ChromecastとかAppleTVとか。
STB(セットトップボックス)やストリーミングデバイスと呼ばれるそれらの中で筆者はFireTV推し。
どうしてFireTVを勧めているのか、実際に使ってわかったメリットデメリットに触れながら評価していこうかと。
メモ
2018年12月に4Kモデルはパワーアップして、機能はほぼ据え置きもしくは高性能化しました。そして価格も安くなると言うことなし!
FireTV4Kモデルのおすすめ度がまた上がりましたね!
Amazon Fire TVのメリット
まずはFireTVシリーズのメリットから。
他のSTBと比較して、ここはFireTV特有のメリットだな。もしくはここはしっかり書いておかなくちゃいけない部分だなと感じた部分をまとめています。
FireTVの操作に使える音声認識リモコンが非常に優秀
現行のFireTVシリーズには音声認識リモコンと呼ばれるものが付属しています。
FireTVを操作するためのリモコン機能に音声入力機能が付いたもので、これがすごい便利。
検索する時、カチカチとリモコン操作して文字入力する必要がなく、ストレスが限りなく軽減されます。
また音声の検出能力が高く、何度も入力し直す必要がありません。
実際に下記ページで色々音声入力してみているのでどれぐらい音声入力が優秀か気になる方はどうぞ!
対応している動画アプリの数が非常に豊富
とにかく幅広い動画系アプリに対応しています。
HuluやNetflix、U-NEXT、dTVなどの有料VODはもちろんAbemaTVやニコニコ動画、Twitchなどの無料VODにも幅広く対応しています。
他のSTBの中には対応アプリの数がめちゃめちゃ少なく、全然動画を楽しめないなんてこともあるので気をつけましょう。
ブラウザアプリを入れればネットサーフィンをすることも可能
2017年12月にFirefox及びSilk Browserに対応しました。
これを利用すれば自宅のテレビでネットを楽しむことが可能です。
ブラウザ利用ができるようになったので、事実上ネットで楽しめる動画コンテンツはアプリがなくても楽しむことができます。
後述しますがFireTVは2018年以降Youtubeアプリに非対応となったのですが、ブラウザアプリを通じてYoutubeを見ることが可能なため、大した痛手じゃなくなりました。
FireTVはゲームアプリを遊ぶことができる
基本的にSTBと呼ばれる端末は動画を見るために利用されますが、FireTVはゲームを遊ぶことも可能です。
ただしゲームラインナップはかなり少ないため、あまり期待しないほうが良さげ。
一応有料ゲームならFFやMinecraft、Terrariaなどの人気ゲームが遊べますので、お金を出せるなら割と楽しめはします。
無料で遊べるゲームは下記ページで個人的におすすめなものをまとめていますので、気になる方はどうぞ。
動画だけでなく音楽を楽しむこともできる
動画・ゲーム以外にもFireTVでは音楽アプリを利用することができます。
主に使われるのはSpotifyと呼ばれる音楽アプリですね。特定の音楽を聴くには不向きな感じしますが、BGMとして使うには最高です。
Amazon Fire TVで使える音楽アプリは下記ページでまとめています
Spotify以外の音楽アプリにも興味がある方向けです。
FireTVは他のSTB端末に比べてスペックが高く処理が軽い
ゲームも遊べるぐらい、FireTVは非常に優秀なCPUを積んでいます。
特に4Kモデルに関してはレスポンスがかなり早く、ストレスとは無縁です。
動画再生をする上で、処理の問題でカクついてしまうなんて言うのは、まともに映画などを楽しめなくなりますのでかなり重要。
性能重視する方は他STBよりFireTVを使うことを特におすすめしますね。
高性能なくせに比較的価格が安価
FireTVはSTBの中でもトップクラスの性能、対応アプリの豊富さ、用途の幅広さを誇っています。
その上で価格も安いと来たもんで、スキがありませんね。
主要なSTBの価格を一覧で見てみますとざっくりこんな感じ。
デバイス名 | 対応画質:価格(税込) |
FireTV4Kモデル | 4K・HDR:8,980円 |
FireTVStick | フルHD:4,980円 |
Chromecasat | フルHD:4,980円 |
Chromecasat Ultra | 4K・HDR:9,720円 |
AppleTV | 4K・HDR: 21,384円(32GB) 23,544円(64GB) |
dTV ターミナル | HD:7,538円 |
U-NEXT TV | フルHD:10,584円 |
他のストリーミングデバイスは何故かCPUなどの情報を非公開にしているため、詳しいスペック比較ができないのですが、使用した感想としてはFireTVが最もレスポンスが速く操作にストレスがありませんでした。
Chromecastはいい勝負しているんですが、この端末はリモコン操作不可で必ずスマホやタブレットなどの別デバイスが必要になるんで手軽さが弱いんですよね。
だからSTBは現状Amazon Fire TVの一強感あります。
家族など複数人で共有する人向けに機能制限を設けることができる
具体的には『商品購入、アプリ起動、ティーン以上にレーティングされたAmazonビデオの再生』にパスワードを設定することができます。
個別に付けることも可能ですので、複数人で使う場合は商品購入にとりあえずパスワードつけておくと良いかも。
FireTVはクレジットカードが紐付けられている場合、有料コンテンツがワンクリックで買えてしまうので、いつの間にか多額の請求がなんてことになりかねませんので。
家族使いを予定している人で、この辺盲点になっている方もいるので要チェックですよ!
Amazon Fire TVのデメリット
ここからは購入前に一番気になるデメリットを紹介していきます。
ここを見て無理だなと感じるポイントがあったら購入は避けましょう。
Youtubeアプリに非対応(ただし視聴自体は工夫すれば可能)
2018年1月1日よりFireTVでYoutubeアプリを利用することができなくなりました。
完全な改悪で嘆く人も多いのですが、実はYoutubeを見ること自体は結構簡単にできます。
メリットでも解説した、FirefoxなどのブラウザアプリをインストールすればそこからYoutubeを利用することができるのです!
Firefoxに至っては起動した瞬間、一覧にYoutubeのアイコンがあるので視聴はすごく簡単。
Youtubeアプリ非対応は間違いなくデメリットではあるのですが、対応可能だったりはしますので、そこまで不安に思うポイントじゃないかもです。
無料ゲームのラインナップがしょぼい
というかゲームのラインナップが全体的にしょぼいです。
もし「FireTVを利用してアプリゲームをテレビでガッツリ遊びたい!」と思っているなら、やめたほうが良いかと。
パックマンエンドレスなんかは個人的に面白いと思いましたが、他は正直大して面白くありません。
FireTVを使うならゲームはおまけ程度に考えておきましょう。
Amazonプライム会員じゃないと楽しみにくい
FireTVは起動すると、上記のようなアプリや動画が並んだ画面が表示されます。
ここに表示されている動画はほぼ全てAmazonの動画で、プライム会員じゃないと有料のコンテンツです。
使っていてFireTVはプライム会員に最適化されたデバイスと感じますので、プライム会員じゃなければ楽しさは半減するかと。
トップ画面のカスタマイズとかもできませんし、非プライム会員の方にとってはデメリットでしょう。
逆にプライム会員ならかなり楽しみやすいように設計されているといえますが。
音声検索がAmazon商品にしか使えない
FireTVの大きな特徴の一つである音声認識リモコン。
実はこれによる音声入力、使えるのはAmazonの動画やアプリを検索するのにだけです。
ですので別VODアプリなどを起動して、動画を検索しようなんて時には音声入力は使えません。
Huluなど別のVODアプリで音声入力を使うと、ホーム画面に戻されますのでご注意を。
Amazon Fire TVが向いているのはこんな人
- なるべく安くてハイスペックなデバイスを使いたい
- 動画だけでなく音楽やネットも楽しみたい
- すでにプライム会員、もしくはこれからなる予定がある
上の条件に当てはまる人はFireTVかなり楽しめる方かと。
逆に上に一切当てはまらないという人は、FireTV向いてません。というかSTBに向いてない説。
なんだかんだ動画好きの人なら、かなり楽しめるデバイスかと思いますよ!
FireTV4K・HDRモデルとFireTVStickどっちにするか迷っている人へ
現在、FireTVは4Kモデルとマイチェン版のFireTVStickがあります。
これどっちにするか迷う人かなり多いと思いますので、そんな方向けに比較表を用意しました!
Amazon Fire TV (4K・HDR対応モデル) | Fire TV Stick | |
商品画像 | ||
価格 | 8,980円 | 4,980円 |
解像度 | 最大 4K Ultra HD 60fps | 最大 1080p 60fps |
4K HDR-10対応 | ◯ | ☓ |
プロセッサ/CPU | クアッドコア 1.5GHz | クアッドコア 1.3GHz |
メモリ | 2GB | 1GB |
ストレージ/容量 | 8GB | 8GB |
オーディオ/音質 | Dolby Atmos | Dolby Audio |
保証期間 | 1年 | 90日 |
wi-fi | デュアルバンド、デュアルアンテナ 802.11ac(MIMO) | デュアルバンド、デュアルアンテナ 802.11ac(MIMO) |
リモコン | 音声認識リモコン | 音声認識リモコン |
公式HP |
赤くなっている部分はより優秀な部分です。
「性能一覧出されてもわからん」という人向けにそれぞれの特徴をざっくり書くと、
FireTVStick:動画を見るには十分な性能。安い
という感じです。
より詳しく比較検討したい方は「最新モデルのFireTVシリーズ2種を徹底比較したページ」がありますので、そちらを確認してみてください。
では皆さん良い動画ライフを!
メモ
2018年12月に4Kモデルはパワーアップして、機能はほぼ据え置きもしくは高性能化しました。そして価格も安くなると言うことなし!
FireTV4Kモデルのおすすめ度がまた上がりましたね!