FireTV使いはじめてそれなりに長いんですが、思い返してみると電源ボタンが本体になくて困惑した思い出あるんですよね。
調べてみると同様にFireTVの電源について疑問を抱いている人がいる様子。
というわけで電源の入れ方や切り方、また不具合が出た時の端末再起動の方法について紹介していきます。
FireTVの電源はコードを抜けば消えるし、差せば付く
FireTVには電源ボタンがありません。
FireTV本体に電源コードを接続して電気を供給すれば自動で電源がオンになります。
そのため
- 電源を入れる:電源コードをFireTVに接続する
- 電源を消す :電源コードをFireTVから抜く
というかたちで電源制御を行います。
ただ一々電源コードを抜いたり差したりは面倒くさいということで、FireTVにはスリープモードあるわけです。
FireTVはスリープモードでON・OFFLINEを切り替える
スマートフォンや携帯電話をイメージしてもらえばわかるかと思いますが、一々電源を長押しして消しませんよね?
それと同じでFireTVも電源自体を消したりはせず、スリープモードでONとOFFの状態を切り替えています。
Fire TVは20分間使わないでおくと自動的にスリープモードになります。
Amazonの公式サイトで解説されているとおり、FireTVは20分間リモコン操作や動画の再生が行われていなければ勝手にスリープモードへ変化。
とはいえ気になる人は「20分間使ってないのに電源入っているのは勿体無い…」と思うでしょうから手動でスリープモードにする方法もあります。
FireTVを手動でスリープモードにする方法
FireTVをスリープモードにするにはいくつか方法はありますが、上記画像画面を表示させて行うのが一番楽です。
具体的には、FireTV付属のリモコンにあるホームボタンを長押しするだけ。そうすると上記画像の画面が出ますのでスリープを選べば完了です。
ちなみに音声認識リモコンにある6つのボタンの内、中央上にある家みたいなマークが入っているのがホームボタンとなっています。
FireTVをスリープモードから復帰する方法
リモコンのボタンをなんでも良いので押せばスリープモードから復帰します。
一度でも電源コードを抜いたり、電源供給を切っていると起動画面が表示されて、ホーム画面に移行するのですがどうでもいいので覚えなくていいです。
「なんかスリープモードからの復帰に時間がかかるようになったな…」と感じたら、発熱がひどい。もしくは長期間利用による劣化の可能性があります。
あまりにもひどい場合は熱対策をしたり、買い替えたりしたほうが良いかもしれません。
FireTVの再起動は選択ボタンと再生ボタン5秒同時押しで可能
画像で示しているボタンを、同時に5秒間押すと再起動が始まります。
スマートフォンに入れて使えるFireTVリモコンアプリではできませんのでご注意を。
凄く押しにくいですが、押しやすいボタン配置だと誤って再起動させてしまう可能性もありますし妥当かなと言う感じ。
不具合が起きたときはこの方法で再起動してみよう
不具合と一口に言っても色々ありますが、とにかく動作がおかしいという時は再起動が鉄板の対処法です。
しかし電源ボタンがないFireTVは、再起動の方法を知らないとコードぶち抜きで点け消しすることに。
強制的に電源を消す行為は動作に悪影響を及ぼす可能性は否めませんので、再起動時は上記コマンドを使ってやるようにしましょう。
また電源コードを抜いて消す時も一度スリープモードにしてから消したほうが良いかと。アプリ起動中のぶち消しとかは普通に危険なんで止めときましょう。
FireTVの電源は消したほうが電気代的には安い傾向にあり(ただし差は微小)
FireTVStickの話になりますが、電気代を検証しているサイトがありましたので引用。
スリープ時の消費電力はほぼ1wです。1日あたりの消費電力は実測で0.02kWh、電気代に直すと0.5円程度ですので、単純計算で1ヶ月15円です。まったく気にする必要のないレベルですね。
中略
再生しっぱなしにしてもFire TV Stickの消費電力は1ヶ月で30円程度
1ヶ月間再生しっぱなしはありえませんから、覚えておくべきは1ヶ月スリープにするとおおよそ15円電気代がかかるという点でしょう。
48時間電源を切っている時間を作れば1円安くなる計算です。
正直1ヶ月15円を節約するために一々電源コード抜くのは割りに合ってない手間かなと思います。
ただ電源切っている方が安くなるのは確かですので、15円という数字を重く見るなら使ってない時間はスリープではなく電源ぶち抜いて切ってたほうが良いかもしれません。
※ちなみに冷蔵庫はモデルによって変わりますが一ヶ月でだいたい750円ほど電気代がかかります。
FireTVの電源を入れる時の消費電力が大きく、こまめに電源を切ると損する可能性も
これに関しては詳細なデータがないため断言はできませんが、電源を消した場合OS起動から始まるためこまめに電源を切ると電気代がむしろ多くなる可能性があります。
OSとはパソコンで言うならWindowsやMacOSのことでFireTVの場合、Fire OSというものが搭載されていて、これの起動は結構電気食うはずなんですよ。
PCの電力量はOS起動時に多く消費しており、OS起動時はスリープ状態からの復帰時に比べて3倍以上の電力量を消費している
電源OFF時の待機電力とスリープOFF時の待機電力との間には約0.5ワットの差しかない。従って、1時間45分(XP搭載PCの場合)以内にPCを再度使用する場合は、電源オフではなくスリープ(Windows XPではスタンバイ)を推奨
これはパソコンの話なので、FireTVにそのまま当てはまる話ではありません。
しかしFireTVもOSを搭載している以上PCと同じくOSを起動時に電力をかなり消費するはずなので、電源をこまめに切るとむしろ電気代が増える可能性も考えられるわけです。
ぶっちゃけ手間暇かけてまでスリープ時の電力ケチっても仕方ないレベルの電気代しかありませんし、裏目に出る可能性も考慮するとスリープモードで運用したほうが良いかと思われます。
FireTVの電源についてまとめ
- FireTVの電源をOFFにするにで電源コードを抜くしかない
- 基本的にはスリープモードでON・OFFを切り替える
- 電気代も大して差はないので、電源切る旨味はほぼない
しかし家電製品とかと比較するとFireTVの電気代めちゃくちゃ安くて驚きですね。
スリープモード時、1Wはまだわかりますけど再生中も2Wってのはかなり電気効率良いです。
FireTVStickの話なので4Kモデルだともう少し電力増えそうではあります、積んでいるプロセッサの性能大体同じですしそこまで差はないと思われますが。
何にせよ冷蔵庫などの家電製品と比べれば大した電気代ではありませんので、わざわざFireTVの電源を切る必要はなさそうです。